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BIOGRAPHY of GREEN DAY >>

グリーンデイの歴史
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1.SWEET CHIRDREN 〜グリーンデイの胎動〜

 1994年、グリーンデイという名の悪がき三人組みが世界を震撼させた。彼らの出したシングル「ロングビュー」「バスケットケース」は大ヒットとなり、アルバム「ドゥーキー」はパンクバンドとしては他に類を見ない1500万枚以上を売りあげるという大記録を作った。同じ頃オフスプリングなども大ヒットを出し、世の中には「メロコア」といった言葉も氾濫し「パンク爆発の年」と言われた。

 ドゥーキーの大ヒットからさかのぼること12年、1982年のある日、カリフォルニアはロデオという田舎町の学校のカフェテリアで、2人の少年が運命的な出会いを果たすことになる。そう、彼らの名前はビリー・ジョーとマイク。たいした娯楽もない町ロデオに飽き飽きしていた二人は意気投合した。
 クラスの道化者的人気者であったこの2人は、常に一緒にいろんな事をした。一緒にコメディーテープを作ったり、煙草を吸ってみたり、ドラッグに手を出してみたり…。いろんな事をしたが彼らがもっとも関心を持ち、夢中になったのが音楽だった。マイクはビリーにギターを教わり、2人で曲を書いたりもした。ちなみにビリーが一番最初に書いた曲はファーストアルバムにも収録されている「Why did you want him?」だったという。

 15歳になるとマイクの母親が北部へ引っ越したが、マイクはそのまま残りバークレーのギルマンストリートに居を構える。ビリーもマイクに触発されギルマンで一人暮らしを始めた。こうしてパンクの聖地ギルマンストリートで生活をし始めた二人は仲間2人と共にあるバンドの活動を開始したのだ。そのバンドの名はスウィート・チルドレン、のちにグリーンデイとなり世界をあっと言わせたバンドの前身である。

 結成当時のスウィートチルドレンはに4人組み。ボーカル・ギターはビリー・ジョー。そしてマイクも当時はギターを手していた。そしてベースのショーンにドラムのジミーといった構成。リプレイスメンツみたいなのをやりたいと言うコンセプトのもと活動し、4曲くらいの持ち歌を友達の家の居間やガレージでひたすら練習していたようだ。

 先にも述べたようにこの時はまだマイクはギターを弾いていた。しかしある日、ひょんな事からマイクはベースへと持ちかえることとなる。その時のことを後にビリーが次のように語っている。「ある日、ショーンって言うベースのヤツの家の裏庭でプレイしてたら、そいつが歯医者に行かなきゃならないって事で、『いいから、このままやってろよ』『おし分かった』なんて言って、マイクがベース弾いて3人でしばらく演ってみたら、マイクの方がよっぽどベースが上手く行っちゃって、3人の方が全然マシだったんだよ(笑)。で、そのまま3人でやることにしたっていう…(笑)。」このようにしてスウィートチルドレンは3人組みになりマイクはベースに持ち替えたのだ。この事についてマイクは「俺にとっちゃあ、ギターよりも簡単だったんだ。ギターに関してはリズム弾きとしては優秀でも、リードをとるにはチョット…ってところだったんでね。」と振り返える。いずれにせよマイクはショーンの虫歯のおかげで天職とも言うべきベース弾きとなったのであった。

 さらにスウィートチルドレンは2度目のメンバーチェンジを経験する。どうもしっくりきていなかったドラムのジミーを外し、ギルマンで既に演奏をしていたジョンと言う男がドラムセットの後ろに座る事になった。ジョンはギルマンでの顔も広く、スウィートチルドレンのマネージャー的な仕事もこなし、どんどんとライブを決めてきたと言う。そしてスウィートチルドレンはオークランドで積極的にライブ活動をし、この時最初のEPである「Sweet Chirdren」をリリースする。
(このEPは当初SKENE! RECORDSというレーベルからリリースされる。その後、KERPLUNKの#13-#16に収録されている。)

 この頃、17歳といういささか可愛い(スウィート)とは言いがたい年齢になった可愛い子供達(スウィートチルドレン)はバンド名を変えることを決意する。新しいバンド名はグリーンデイ、この単語はバークレーのスラングで「親元から離れ独り立ちする日」と言う意味があるそうだが、このバンド名のグリーンデイという単語は彼らの曲グリーンデイに由来している。この歌は「初めてドラッグをやった日」を歌った歌で、彼らの中でグリーンデイとは「退屈で面白みがなく、ドラッグをやるしか楽しみがなかった日々」の事だとビリーは語っている。こうしてバンド名でも晴れて大人になり、退屈な日々を払いのけるべくグリーンデイは活動を本格化していくこのになる。

 しかしまだ、グリーンデイの伝説ははじまったばかり…

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